平標山
【 日時 】2023年3月 21日(火)
【 場所 】上越国境・平標山
【 天気 】晴れ
【メンバー】TE KO
【 交通 】自家用車
3:30TE宅(国立市)に集合。KO車で青梅IC-圏央道-関越道-月夜野IC-(国道17号)-三国峠-火打峠:平標山登山口駐車場7:00頃
【 行程 】
登山口(標高970m)7:17-7:47ヤカイ沢分岐7:50-8:40林道離脱(標高1200m)-10:02南尾根(平標山の家上部:標高1670m)-10:44平標山(1984m)11:04-(ヤカイ沢滑降)-11:26休憩地(標高1370m)12:01-12:08ヤカイ沢分岐-12:44登山口
【記録】
KOさんとの山スキー2回目、前回の四阿山よりも滑り甲斐があって、でもハード過ぎない山を選びたい。また、ここ1、2週間でかなり暖かくなり、山でもかなり雪解けが進んだ筈。直近の記録を調べるなどして、まだ十分滑れそうな平標山と決めた。
火打峠脇の平標山登山口駐車場に7時前に到着。既に10台以上の車が停まっているが、広い駐車場は余裕がある。数パーティーが出発準備中で、明らかにスキーの方が多い。
最初は板を担いで、駐車場角の土がでた道を抜け、橋を渡って直ぐに雪に乗り、河内川沿いを行く(除雪された舗装道路を歩いても、どちらでも良かった)。除雪終点からは雪に埋まった林道上を行く。落ち葉や泥で汚れた雪面が、次第に白く綺麗になって行く。ヤカイ沢出会いを過ぎて、トレースは分岐して左はヤカイ沢沿い、右は林道が続いて平標山の家に上がる。今日は右を選んだ。標高1200mで林道を離れ、稜線に向かう斜面の傾斜が少しずつ強くなっていく。雪面はやや硬めで、ジグザグに進むようになると横スリップの恐れを感じ、クトー(スキーアイゼン)を装着した。Koさんは人生初のクトー使用で、その威力を感じていた。
朝の晴れから、一時期高曇りだったが再び晴れて来て、標高が上がると青空が広がり、周辺の山も綺麗に眺められ、意気もあがる。最初は向かっていた平標山の家よりは山頂に近い左に逸れ、標高約1700mで平標山南尾根の稜線に出た。そこから見える仙ノ倉山が大きい。平標山頂方向に見えるピークに登って行く登山者が見えるが、そこはヤカイ沢から上がるルートとの合流点で標高1850mである。そのポイントまで来て、始めて平標の山頂が見える。シュカブラの緩い雪面を一頑張りで山頂到着。途端に猛烈な風で、たまらず窪地に逃げ込んだが、ジャケットを着るにも飛ばされそう。写真撮影と滑降モードへの換装を済ませ、早々と下ることにした。
下りは山頂から西南西に広がる、ヤカイ沢上部の斜面へ。山頂直下はかなり急な浅い沢で、下には藪も見えてそこに下る気はしない。多くの既存シュプールに習い、一旦北西へとトラバースし、広いバーン状の斜面へドロップする。上部は軽いクラストで、シュプールの溝に引っ掛からない様慎重にターンして落ちていく。下部では雪が融けて緩むが若干曲がりは重い。標高1370mまで一気に下りて、緩い斜面で休憩好適地、下りて来たトレースを見上げてランチタイムとした。山頂の烈風が嘘のように、そよ風で暖かい。
以後は林間滑降になり、ルートを見失わないようにトレースを追う。登路の林道に復帰し、のんびり滑走で難なく除雪終了点へ。その後川に寄り過ぎてミスルート、引き返す場面があったのはご愛敬。春の始まりの楽しい山スキーとなった。
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