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剣岳 源次郎尾根

  • kitatetu
  • 2023年11月1日
  • 読了時間: 4分

2023年9月16~18日 メンバー Te 他4名 天気 16日:曇りのち雨、17日:晴れ、18日:曇り 行程 9/16 立山室堂10:36-11:01雷鳥荘-11:13雷鳥沢キャンプ場-11:19浄土橋11:25-12:53剱御前小舎13:04-13:33剱沢キャンプ場 9/17 剱沢キャンプ場4:00-4:05剱澤小屋4:10-5:28平蔵谷出合5:37-8:44源次郎尾根I峰8:55-9:22源次郎尾根II峰10:23-11:22剱岳11:49-12:32カニのヨコバイ12:35-12:47平蔵の頭12:53-13:07前劔の門13:12-13:18前剱13:23-14:06一服剱14:07-14:19剣山荘14:45-15:09剱澤小屋15:11-15:21剱沢キャンプ場 Yaは剱山頂から単独; 剱岳11:34-11:53カニのヨコバイ12:12-12:19 平蔵の頭12:24-12:44前剱 12:49-13:36剣山荘13:41-14:44剱御前小舎-15:20雷鳥沢キャンプ場-15:41雷鳥荘15:48-16:17室堂(帰宅) 9/18 剱沢キャンプ場5:58-7:00剱御前小舎-7:59浄土橋8:10-8:45分岐点 以後Te単独; 分岐点8:46-9:54一ノ越10:14-10:56東一ノ越11:06-13:07黒部平 他3名: 分岐点8:46-9:26室堂

記録 Teは、記録に明確に残るだけで過去15回剱岳に登った。別山尾根、早月尾根、長次郎谷、平蔵谷、そして北方稜線から登った。今回、富山時代に仲間として共に活動していたM氏より源次郎尾根踏破の誘いを受け、参加表明した。M氏は大阪府岳連でクライミング講師資格もあり、過去3度源次郎尾根を経験している。Teと、他3名は剱岳等北陸の山岳には相当の経験を積んでいるが、源次郎尾根は初めてである。剱岳バリエーションルートである源次郎尾根は、ロープビレイを要する本格登攀路とはされないが、懸垂下降箇所があり、事前に練習しておくことの指令がM氏より他隊員にでていた。Teは直前に日和田山にて懸垂下降含めた登攀の練習をして、本番に臨んだ。

山行初日の9月16日、11時立山室堂集合のために、他4人は富山側から、Teは長野側からアクセスする。国立自宅から扇沢へは自家用車にて前夜発、深夜に扇沢ターミナルに着き、登山者用無料駐車場の第一は満杯だったが、500mほど下の第二駐車場に入れた。 扇沢から黒部ダムへの関電電気バスには事前予約なしで、始発が6時半であるのに対し5時半からチケット売り場に並んだ。既に長い列だったが、10台ほど一度に出る始発のバスに乗れ、ロープウエイにも少ない待ち時間で順調に進み、8時半には室堂に着いてしまい、待合室で一寝入りするなどで過ごした。他4名は美女平からの高原バス1に揃って乗車、10時半には全員集結となった。

初日は雷鳥平から剣御前小屋へ標高差450m登り、剱沢キャンプ場に下る半日行程であるが、テン泊装備に登攀ギアが加わった約20kgの荷物に喘いだ。キャンプ場はこれまで見たことのない沢山のテントが既に張られ、好適地を皆で探し回り、漸く3張り並べる場所を見つけた。優雅な食材が並び、宴にかかったところで雨になり、どんどん強くなり、皆テントに逃げ込んで終わった。 アタック日の9月17日、天気の巡り合わせがぴったりはまった一日晴れの日だった。この日最初の心配は、源次郎尾根に取り付くために平蔵谷出合で剱沢を対岸に渡れるかであった。例年の剱沢では、平蔵谷出合と長次郎谷出合には秋にも雪はしっかり残り、雪上渡りが普通だったが、ここ数年の温暖化進行で様変わりしている。剱沢の山岳警備隊掲示板では源次郎取り付き不可としていたと後で聞いたが、室堂の山岳情報掲示板では特に記述がなかった。実際現地では、剱沢の下降は平蔵出合の直前まで延々と右岸の夏道を行くが、出合ではクレバスがありつつも危険を感じずに渡れてホッとした。 ガラ場を慎重に上がって源次郎尾根に取り付く。以後の、ルーファイはリーダー先頭で進む。初期に現れる岩場が登攀的に一番の難所と言われる。先行PTの通過をしばし待ち、我がPTではY氏が切り込み攀じあがってシュリンゲを垂らし、全員無事通過。もう一か所、エイドで後続通過した岩場が標高2400m辺りにあり、CLによると前はこんなに難しくなかったと

9月18日の最終日、日が差す瞬間もあったが朝からどんより曇り、撤収して剱沢を登るとガスの中となる。当初別山から立山縦走の計画だったが、協議して早く下山することで全員同意。剱御前小屋から雷鳥沢を下り称名川の橋へ、そこから野営場には上がらずに一ノ越への裏道を辿る。室堂山荘を見上げる分岐で、一ノ越に向かうTeと室堂への他3人との別れとなった。Teは一ノ越を越えて東一ノ越から黒部平へと下り、最後にポツポツ雨が降る状況だったが、雨具を要するには至らなかった。 (まとめ) 源次郎尾根の正味の獲得標高は930mで、一般道別山尾根550mの2倍にはならない。しかし登ってみた実感では3倍も4倍も疲れた。クライミングのレベルは高くないが、緊張する急勾配がひたすら続く。鎖もマークも道標も一切ない、これがバリエーションと実感した。 メンバー・リーダー、そして天気にも恵まれ、厳しくも楽しく貴重な経験を得ることが出来た。



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