ナメラ沢
日 時 2023年9月19日
行 程 8:10 駐車場 ~ 9:20ナメラ沢出合 ~ 10:30中ノ沢分岐 ~ 12:00遡行終了点~ 12:50青笹尾根鞍部 ~ 14:00 1600m三角点 ~14:50国道140号 ~ 15:00駐車場
メンバー S、T、K
夕立が予想される夏で延び延びだった沢行きがやっと実施の運びとなった。快晴の下、中央道を西に進む。しかし笹子トンネルを抜け勝沼に入ると一変。南アルプスが歓迎してくれるはずの景色はなく、一面雲。急に今日の遡行が心配になる。しかし高速を降りて雁坂トンネル手前の駐車場に着いた時には青空が戻っていた。
峠沢沿いで雁坂峠に至る山道を登りながら、事前情報にあった下降点となる『ナメラ沢』の看板を探すが、見つからないまま明らかに登り過ぎた。入渓の身支度をして来た道を戻り、緩斜面から峠沢に入り、同沢を下って程なくしてナメラ沢出合に着く。いよいよ沢登りだ。暫くゴーロが続くが、所々にナメが現れる。そして待望の滝。直登はシャワークライム。
先頭を歩くSさんは迷わず右の岩と土のミックスに逃げる。Tさんと私はちょっと心残り。またなるゴーロ帯を越すとナメの連続となる。30年振りの沢、昨日購入した渓流シューズも岩に良く吸い付く。雲は増えてきたが、日が差すと木々の葉に遮られなかった光が沢の景色を輝かせる。Sさ んは川沿いに岩を拾いながら歩く。Tさんと私は、沢に入り水流の中に足場を探しながら歩く。2段15mの滝。滑ったら滝壷にダイブ。下段を二人は気を引き締めてシャワークライム。右から濡れずに登ったTさんが横で眺めている。1700m付近で遡行終了し、左の窪地から青笹尾根目指して登る。かすかな踏み跡を拾いながら、地図、GPSを駆使しバッチリ青笹尾根の鞍部に着き装備を外す。違う尾根に入らないよう現在地の確認をしながら、相変わらず曖昧な踏み跡を拾い下る。1657mの三角点辺りで笹尾根が終わり、右に針葉樹、左に広葉樹を見ながら防火林帯
の刈込を降りるが、場所によってとんでもない急坂。雨が降っていたら、沢で使わなかったロープを出して下りていただろうな。、右は蕨の大群生。春に収穫に来ることを話しながら、最後のこれまた急で幅の狭い階段を下りて国道140号に飛び出し、トンネルを抜けて駐車場に戻る。30年前は現在地の確認に苦労したのが噓みたい。GPSの威力を思い知った、そして楽しい沢遊びの一日でした。
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