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谷川岳 雪上訓練

日 時   2024.4.14~15(月)

場 所 谷川岳 マチガ沢

参加者 Kn Se  Ws  Ti  ku  Sw  Hs  7名

天 気 両日 快晴

行 程 東京=谷川岳インフォメーション駐車場9:00・・・・マチガ沢10:00~14:00(訓練)・・・駐車場15:20=入浴=帰京

雪上訓練・講習は雪山登山を目指す登山者が取り組むものと捉えられがちである。確かに、従来から多くの登山組織では、雪山登山に向け、主に12月前後から取組が行われてきている訓練・講習の一つでもある。訓練により、雪山はもちろん、残雪期春山や夏山の雪渓など、雪上での安全のための基本技術を習得する取組と考えてられている。

近年活動の中で気になる事象が散見され、低山雪山や春山、雪渓でのスリップ、転倒、躓きなど、雪山における歩行技術不足と思われるトラブル事例である。低山雪山であれ、春山であれ、夏の雪渓あれ、雪上を安全に歩くために必要な、技術習得を図るための雪上訓練を取組むことが安全対策上必要と考え、ここ数年春山連休前での計画を取組んできているところです。

一例だが6月標高1700m弱の山行にて、下山ルート一部登山道が雪に埋もれ雪面トラバースが求められた、事前に雪上訓練を経験したメンバーは無事通過、訓練未経験者は全員スリップ転倒滑落と言う現実を目にした。幸い4~5m下は笹薮地で停止、雪面が続いていればダメージは大きいと想像できる。

自然での活動には予想外の出来事に遭遇することもしばしばある。雪山での安全対策の一つとして、雪上訓練で学ぶことも安全面から大切な取組みと言える。

今回の取組ではコロナの影響から暫く取組みが出来ずにいたことから、日程を二日間とし復習内容を多く取り入れての計画とした。一泊二日組と日帰り組での取組。


過去は鍋倉山で行っていたが、日程等から今回マチガ沢での訓練場所とした。

今年の雪の少なさは想定していたが、予想以上に少なく訓練適地があるのか心配した。幸い、沢出会い近くに見つけることができ、初日は休日だが他のグループとかち合うこともなく我々のみで訓練斜面の確保ができよかった。

主な訓練内容(全般的に復習を主に取組)

⦿雪上歩行 ⦿アイゼン歩行 ⦿ピッケルワーク ⦿滑落停止 ⦿耐風姿勢

⦿雪上アンカー ⦿ロープワーク確保 ⦿ツェルトと簡易雪洞 ⦿グリセード  ⦿ビーコンの捜索など

天気に恵まれての訓練ができたことはよかった。

一般的な各種訓練内容の取組みとともに、普段の山行で想定されるいろいろ(ストック

時歩行転倒など)な問題を検証しながら、メンバーで取組めたことは大きな成果とも言

える。

また、取組行動でのいくつかの失敗などもあり、体験して学ぶことができたことで得るこ

とも多数あったことと思う。

回数を重ねることでスキル向上が図れます。継続した取り組みに期待したいところで

す。今回、久しぶりの取組から復習に時間をかけ、それぞれに十分な時間が取れな

い部分もあり反省の一つ、さらに取組ができなかった内容もあり次回での積み残しが出

てしまったことも反省点の一つとなる。

 

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