地図読み講習
更新日:5月3日
日 時:2024年3月9日(土)
場 所 : 大岩山
参加者:Na 他9名
天 気:晴れ
行 程:高尾駅8:09⇒初狩駅8:52/9:05….736mピーク10:45....屏風岩10:50/11:00....大岩山(昼食)11:30/12:00....736mピーク12:25....初狩駅14:43/15:35⇒高尾駅
講師はNaさん。講習に先立ち、講師が編集した1万分の一の地形図で、歩くルートを言語化する、事前演習が出題された(提出任意)。当日朝、提出者(3名だったらしい)が言語化したプリントが配られ、初狩駅を出て実習が始まった。地形図にある谷や尾根の確認、別の破線コースの分岐の確認、そして必要に応じて現在地をスマホのGPSで確認したり、コンパスで方向の確認などを行いながら、屏風岩を経て大岩山へ登った。山には全く雪が残っていなかった。登山口からしばらくは濡れた土で滑りやすく、その後は急斜面もあり、足元に気が抜けなかったが、屏風岩や大岩山では、澄み切った青空の下、雪をかぶった富士山がすそ野まで綺麗に見えて、感激した。
復路は、来た道を戻る予定だったと思うが、あの滑りやすい道を戻るのは嫌だな、との声に配慮してくださり、違う道を下ることになった。滑りやすかった道を脱した上部の570m地点から、地形図にも、山と高原地図にも、ヤマレコにも道が記されていない、道なき道を行くことになった。山里に近い582mピークに来て、稜線が3本あるうち、どこを下るか悩む。どれも未知のルートだし、最後に道に降りるところが崖になっているかもしれない。結局、等高線の間隔が広い北西向きの稜線を行くことになった。笹薮をかき分け、シカの糞を除け、落ち葉が積もった道をトラバースして着いた先端が、法面で4-5m高さの擁壁になっていた。もしかしたら、が現実になり、懸垂下降をすることになった。Sさんがセットし、全員滞りなく無事に降りることができた。これも日頃からの講習のおかげだ。
読図を言語化する(言語にして書き出す)ことを学び、日頃のロープワークの練習の必要性を実感した、充実した講習であった。
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