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救命(応急・救護)講習

更新日:5月3日

【 日時 】2024年2月 3日(土)

【 場所 】小金井消防署 

【 参加者】会員 16名 地区仲間 5名 

【 時間 】10:00~12:00

日頃の登山活動で、会では安全への取り組みとして定期的に、知識・技術の向上を目指し、岩場歩行・ロープワーク・セルフレスキュー・読図・ナイトハイク等々各種の基本的内容の講習会を実施している。知識・技術を学習習得することで、安全や登山領域の拡大にもつなげられるのではと考える。

登山を楽しむには、安全でなければならない。しかし、登山は自然の中での活動です。その活動には絶対の安全保障はなく、いろいろな安全対策を取り組んでいてもこれで十分と言う事はない。日頃から体力や知識、技術の向上に取り組み、習得を図り積み重ねていくことが安全対策に最も大切と言えるのではと思う。知識・技術不足による登山事故は防いでいかなければならない。

救命(応急・救護)講習も安全対策の一つで大切な取り組みである。今回初めて参加の方も含め、多くの会員が参加され安全意識の高いことがうかがえたことはよかった。今回の講習は、心肺蘇生・止血・三角巾活用・骨折・捻挫などへの対処について講習、しかし、時間的な関係もあり、一部内容にバラツキがあったように感じた。次回取組への検討としたい。この取り組みもコロナ感染拡大の影響から、ここ数年実施することができなかった、実施できたことで、一歩前に進めることができよかった。

当会では11年前、登山中、心筋梗塞による重大事故で仲間を亡くしている。

会員外との個人山行で、登山中、体調不良からパーティを離脱、一人で下山途中倒れ他の登山者に発見され、救命処置を施したが回復することはなかった。たられば、ではあるが付き添え下山していたら、登山を中止しパーティ下山していればと今でも思う。すぐ近くに小屋もあり、AEDも備えられていた残念でならない事故。

状況から付き添え下山、パーティ下山が登山のセオリーと言える、同行仲間の登山知識の乏しさからの重大事故との思えがある。

近年登山事故データでは、病気による事故が増加傾向にあり、心疾患を考えると救命の知識、技術は必須と言える。登山者として、基本的な技術や知識の習得は我が身を守ることはもちろん、同時に仲間を守ることにもなる。

一人一人が学び知識・技術を習得することで、万が一アクシデントの発生があったとしても、一人一人の知識を総合することで、解決に向けた行動が出来ることが何より大切と言える。それには一人一人がいざと言う時に、傍観者ではなく何かができる登山者であることが重要である。

安全を第一にした登山の取組が基本ある。緻密な計画書と謙虚な気持で取り組むことが、安全対策には欠かせないと言える。

安全の他人依存は危険と言える。

 

 

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