2つの赤城神社
日程:2020/07/12
メンバー:M.H
9:10 三夜沢赤城神社 → 11:56 横引尾根出合 → 12:43 長七郎山 → 13:09 鳥居峠 → 13:55 駒ヶ岳 → 14:33 黒檜山 → 15:48 大洞赤城神社 → 16:10 赤城ビジターセンター・覚満淵散策
梅雨の合間を狙って直前まで目的地を物色し続けた今週、結果的に今回は赤城山近辺ということにした。ほかに一緒に行く人も居ないので、赤城山と言っても定番の黒檜山ではなく、歩いたことのないルートということと、麓から歩いてみたいということで、不動大滝を見てその源流たる小沼を巡るルートにした。
スタート地点は地元のオンデマンドバス(ふるさとバス)で行ける赤城神社に決定。システムトラブル(?)によりバスが遅れ、江木駅出発が数分遅れたものの、概ね予定通り。良い雰囲気の神社見学を終えて先へと進む。暫くは舗装道歩きが続くが、木陰が多いおかげで厳しい照り返しはない。忠治館を過ぎ、少し歩いたところでヤマレコアプリの警告が鳴る。分岐を見落としていたようだ。危なかった。気を取り直して先へ進むと今度は行こうとしていた登山道が通行止め。やむを得ず林道を迂回。このルートだと目的としていた不動大滝は一度下る必要があるのでこの日はあきらめることにする。さらに進んでようやくツツジが峰通り(登山道)に入る。静かで細い登山道で、樹林帯の割に風が通って気持ちよい。
銚子の伽藍との分岐を過ぎ、長七郎山が近づくにつれ、登山者とのすれ違いが増え、眺めのよい長七郎山山頂には10名以上の登山者が休憩中だった。山頂は広いのでソーシャルディスタンスは保たれていたと思うが、わざわざ山頂標識脇に腰を下ろした年配登山者には閉口。誰かの記念写真に知らないおっさんが写り込むことに遠慮がないものなのかと。露骨に迷惑そうな表情を浮かべて、おっさんもろとも写真をパチリと写すがどこ吹く風。時間ももったいないので、先に進む。
次の小地蔵岳は地蔵岳と違って展望はなく、ただの通過点。本当はここで引き返して荒山方面、箕輪バス停まで降りるつもりだったが、滝を割愛したおかげで時間があるので、いずれやろうと思っていた麓からの黒檜山登頂を目指す。そうと決まれば小地蔵岳から戻るのは時間の無駄。鳥居峠方面についた踏み跡を頼りに下ることにする。このルート、山と高原地図にはないが、踏み跡は思ったより明瞭で、獣も含め、よく踏まれているのだろう。所々付けられたテープで道を確信して、特に迷うこともなく鳥居峠に降りる道に合流した。
ここから駒ヶ岳に直登するルートも山と高原地図にはなかったが、しっかりした道がついており、全く問題はなかった。下山して来る人達とも何度かすれ違い、この道が歩かれていることを証明していた。
麓から登り始めたこともあって、他の登山者たちと時差があったのも良かったのだろう、駒ヶ岳、黒檜山ともに人気はほとんどなく、快適な山歩きだった。しかし今日は自分が最後かなと思っていたものの、下山中には数名の登山者とすれ違い、改めてこの山の人気を痛感した。
下山後は赤城神社や覚満淵を軽く散策してバスで駅まで移動、梅雨の合間に充実した山行だった。
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