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執筆者の写真Mikichann

トキソウに出会った尾瀬・笠ヶ岳

20200803   鳩待峠8:40~10:10オヤマ沢田代 ~12:10笠ヶ岳12:35~14:35オヤマ沢田代~15:40鳩待峠

花の盛りは過ぎただろうが、名残の花を求めて尾瀬へ。

鳩待峠からの道は各段に整備され、歩き易い木道が続く。


オヤマ沢田代には秋が忍びよって来ているのか、キンコウカやワタスゲが目立っている。

ココからは道の雰囲気が一変、樹林帯の中、細い道が続く。

ぬかるんだ泥濘に何度も靴が潜る、大きな倒木が沢山あり、道を塞ぐ。

余り人の入らない所は整備もされないようだ。

樹林帯を抜け、小笠を巻く斜面に花が咲いている。

その中に見慣れない清楚な白い花、アッ トキソウだ。

標高が高くなると、色が薄くなると聞いていたが、それでもかすかに朱鷺色が見受けられる。

泥だらけになったズボンもこれで報われる。

笠への道は、南斜面をトラバースし、西の肩に出て裏側から登る。

この南斜面がズットお花畑になっている。

こんな広いお花畑を独り占めする痛快さ。

静かな山の真骨頂だ。

肩から頂上への道は、打って変わって岩の道、慎重にルートを探して登る。

東側と西側でこんなにも表情の違う山も珍しい。

ナデシコの咲き乱れる頂上は、適度な広さで、前面に武尊山が屏風のように続き、右の端に剣ヶ峰山が小さなピークを見せている。

眼下には片藤沼や蛍池が見え、好い雰囲気の頂上だ。

思ったより時間が掛かってしまったが、来て良かったとシミジミ思わせる時間だった。

至仏山との分岐に戻る頃には、少し雨も落ちてきた、予定の時間をオーバーしていたこともあり、ここで下山することにする。

オヤマ沢田代で木道に座り、風に揺れるワタスゲを見ながら、今日も良い山に出会えた事に感謝する。

戸倉へ下るマイクロバスの外は夕立になった。















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