五色山 前白根山
日 時 2023年7月25日(日帰りハイキング)
場 所 日光 五色山・前白根山
メンバー SW(CL)、他4名
天気 晴れのち曇り
行程
湯元キャンプ場08:05-奥日光湯元バス停08:18-08:32中ツ曽根登山口-11:07国境平11:25-11:58五色山12:42-13:09前白根山13:20-13:37 P2325地点-13:41天狗平13:42-14:00外山鞍部-15:11堰堤15:17-15:39湯元キャンプ場
記録
8月の日光湯元合宿キャンプでの、集団ハイキングのための下見として山行実施。目標の五色山、前白根山に湯元温泉から行くルートは、五色山に上がる中ツ曾根と前白根山にあがるスキー場ルートがある。周回を想定して北側の中ツ曽根を登りに選んだ。
湯元キャンプ場Pから、バス停のある湯元本通りを通って中ツ曽根の登山口へ、トイレの場所など調査しながら移動。中ツ曾根登山口から入山して、最初はなだらかな樹林下の道だが、いきなりの様に急登に突入する。木の根の段差を乗り上げる中に、崩れてえぐれた泥の壁が混じり、苦しい。標高差300mを頑張って、緩やかになるのが湯場見台。たまらず休憩するが、昭文社地図にある通り展望はない。
下界は随所で猛暑日となっているが、今朝金精峠を超えたときには16℃だった。日が昇った今ここでも20℃程度だろう。登っていて汗はかくが、暑苦しさはない。
湯場見台から国境平まで、地形的にはなだらかなのでもう楽勝と思ったら、覆い被さる笹が待ち受けていた。搔き分けて進みながら、なかなかの薮だと皆つぶやいていたが、北陸のマイナールートの笹薮を知っているTSには薮とまでは思えない。足元にはしっかり道があるから。
標高2100mまで登ると展望が開けてきた。男体山、大真名子山、太郎山が見渡せ、次いで湯ノ湖が見えてきた。楽しくなって30分ほどでついに峠を越え、少し下ると国境平。ここで初めて山中で人に会う。金精峠からの登山者が多い。
国境平からは難所はなく、2379mの五色山に達した。そこが本日最高の眺め、五色沼を従えた白根山の雄姿である。白根山は、今いる五色山より高々200m高いに過ぎないが、それ以上に大変立派で大きく見える。眼下の五色沼への落差が200mあり、その上に聳えているからだ。
五色山頂にはトンボが沢山飛び交っている。湯元キャンプ場にもかなりいたが、より一層多い。休んでいる我々の体やザックに留まり、これも楽しく45分ほどをそこで過ごした。
五色山から前白根山に向かう。両山はほとんど標高が同じ、途中は60mほど下がるだけで、景色を眺めながら難なく前白根山に着けた。そこに咲いていたのが、コマクサ。西向きのザレた斜面に群落を作っている。アルプスなどで見るものよりも赤色が濃い。しおれかけた株も混じるが、まだまだ見頃だった。五色沼は隠れたが、白根山は角度を変えて聳え続けていた。
湯元温泉スキー場に向かう下山道は、稜線を辿り天狗平、外山鞍部までは歩き易い道。途中シャクナゲの株が多く、見頃の時に来たいと思う。しかし、外山鞍部からの急下り標高差400mは大変だった。ガレ場で浮いている石だらけ、慎重に下るが、気疲れする道だった。堰堤に辿り着くとスキー場の横の道となり、やっと安心に歩け、ゲレンデ内の道となり、キャンプ場に下りて来た。
白根山・五色沼の眺めとコマクサが素晴らしいハイキングであった。一方登下山路はどちらにも難所があった。前白根山からの下山路が特に悪く、中ツ曽根から往復の方が良いねと、皆の一致した感想だった。
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