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低山プチバリ奥武蔵 琴平山・松茸山

日 時 2024年5月15日(水)

場 所 奥武蔵 琴平山 松茸山

参加者 Sa(L) 他3名

天 候 晴れ

行 程

正丸駅8:35~八坂神社8:45~琴平山9:50~ガーデンハウス10:20~P622~道路10:40~旧正丸峠11:25~大グミ11:30~P706 11:35/12:00~松茸山12:35~雨乞山12:55~八坂神社13:55~正丸駅14:05

 

1月の青梅アルプスに続いてSRさんの提案で、今回は奥武蔵の低山プチバリに挑戦することになった。正丸駅を起点に、詳細図にもルートの無い琴平山に登り、旧正丸峠を経て松茸山、雨乞山へと下るこじんまりとした周回コースだが、情報も少なく何となく危険な気配がしないでもない。SRさんにはこのドキドキ感がたまらないようだ。

 琴平山の尾根の取り付きは、八坂神社の手前で見つけた左への細い道に入る。踏み跡の無い斜面をよじ登ると、ワラビが一面生い茂っていた。ワラビの中を突き進んで樹林帯に入って行く。急な斜面の歩きやすいところを探しながら30分ほど登ると、やっと尾根らしいところに出た。振り返ってみると、ここを下山するとしたら迷いそうなところだと思った。琴平山の手前で岩場が出てきた。この岩場の頂上から正丸駅に下る尾根があるはず。覗き込んで確認できたが、懸垂下降でないと下りられそうになかった。琴平山からはなだらかな道のりでガーデンハウスに着いた。ここはコテージが立ち並ぶ宿泊施設だったが、人の気配は全くない。道路につながる道はあったが、一応P622に行ってみようと先に進んだ。奥まったところまで来たがコテージがあったりして良く分からないので、この辺りとした。ここから西の尾根を下れば道路に行けると決めていた私の考えは甘かった。尾根の途中でフェンスに遮られ先に行けなくなった。仕方なく道に下りられそうなところを探して、草木につかまりながら強引に下りたのだった。

 ガーデンハウスの敷地を出て旧正丸峠までの一般道の登りで5人パーティーの登山客に出あった。人に遭遇したのは後にも先にもその時だけだった。峠と大グミはスルーして本日の最高点P706まで行ってお昼休憩とする。このポイントはコンパスで確認しないと間違った方に行きそうなところだった。前方に尾根が続くラインがよく見えるので、うっかりするとそのまま行きそうになる。右の方にはすぐ下に岩場があって先が見通せないが、コンパスで進路を確認すると、こっちが正解だと分かる。岩場を下って100mほど急坂を下りると、先ほどの登りルートと接近する場所だった。風が心地良い針葉樹の尾根を行くと、前方を塞ぐように松茸山が現れた。ちょっと可愛らしげな岩山だ。岩場は詳細図にあるように北から巻き、石を落とさないように慎重に歩いて頂上に出た。荒れた山頂だがいつのころか松茸が採れていた時期があったのだろうか。岩場の下りは南から巻いて、左前方に見える尾根を目指してトラバースする。踏み跡は無く落ち葉で滑りやすく、どんな罠がかくれているやもしれず、又、下から見上げる松茸山の様相は険悪で、早くこの場を立ち去りたいと思った。雨乞山の頂上は鹿よけネットが張り巡らされており、私は霞網に掛かった気分。鹿よけネットに沿って行くと、ネットは地面にも固定されていてそこには大きな危険がはらんでいた。靴をこの網に取られたら、絡みつかれてとんでもないことになりそうで恐い。

終盤になり、急坂でロープを使うかもしれないので、簡易ハーネスをつけたが、結局は我慢して歩き使わなかった。車道に降りるところの擁壁階段は、最初の一歩が手がかりも足場も無かったが、ロープがかかっていたので使って降りた。そこからのルートは向かい側のガードレールの切れ目から入って行って下山出来た。

 低山だが、読図力、岩場歩行の技術、急斜面を下る技術を必要とする山だった。過去にやってたからこそ、この齢になってもこのようなマイナールートを楽しむことができるのだと思う。SRさんはロープワークを期待していたのに今回は出来なくて残念でした。次回のお楽しみにしましょう。Sさん、Tさんには同行していただいて心強かったです。

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