北信 飯縄山
山行日:2023年11月5日(日)
天 気:晴れ時々曇り
参加者:St 他6名
行 程: 東京駅6:28=大宮駅6:53(はくたか551号)=長野駅8:03/8:30(バス)=飯縄山登山口9:17/ 9:42・・・一ノ鳥居登山口9:53/9:59・・・駒つなぎの場11:04/11:07・・・富士見の水場 11:11・・・南・西登山道分岐12:17・・・飯縄山南峰12:19/12:20・・・飯縄山12:40/13:13・・・ 飯縄山南峰・奥宮13:23/13:35・・・登山道分岐13:42/13:51・・・萱ノ宮14:54/15:03・・・西コー ス短絡路入口15:29/15:36・・・戸隠神社中社大鳥居16:00
1週間前の天気予報は雨。晴天続きの予報の中で5日と6日だけしっかり雨マークがついている。半ば諦めて いたらだんだん予報が良くなり実施が決まった。11月の北信州の山ってどんな装備がいるのだろう、今更ながらあれこれ悩んで荷造りしていたら大荷物になってしまった。朝の東京は鈍色の空だったが、北上するに つれ車窓からは青空が見え隠れするようになり、長野に着くと真っ青な空に紅葉。素晴らしい登山日和ではないか! 登山口で戸隠に移住した旧会員のITご夫妻と合流して総勢9名で登り始める。清々しい朝、皆の熊鈴が響き合う中、落ち葉を踏み締めて歩くのが心地よい。
飯縄山は学校登山でも登られる初心者向けの山と聞くが、1300m付近からの等高線はかなり詰んでいる。そこまでは足慣らしで歩く心づもりでいたのだが、何だか最初から息が切れる。皆さんとお喋りしたり、十三仏を見つけて写真を撮ったりしながら何とかついていく。森林限界を超 えると西岳、戸隠山、そして高妻山などが見えてきた。遠く北アルプスも見えるはずと教えていただいたが、霞がかかったようで判然としない。それでも行く手には澄んだ綺麗な秋空が広がっており、山頂からの 眺めを楽しみに身体を上へと引き上げた。 駒つなぎの場から先はつづら折となり、下山者とのすれ違いも増えてきた。降りてきた人に尋ねると「山頂はガスガスだった」とのこと。えー!こんなに青空なのに?登り進めるうちに白い雲が浮かび、かなりの速さで流れているのが見えた。飯縄神社奥宮のある南峰に到着するも、水蒸気が多いのか紗がかかったように 霞んでいる
。計画ではここで昼食の予定だったが、そのまま山頂へ向かう。連休最終日にもかかわらず広い 山頂に人はポツリポツリ。北側から頸城山塊を望めるかと期待していたが、特徴的な山容の妙高のみ、辛うじて認められた。晴れた日には日本海まで見られるはずが・・・?ただご自宅から飯縄山が見えるというItさんによると、この山には雲がかかっていることが多いらしい。雲が湧きやすい位置にあるのだろうか?い や、そもそも今日は降られないだけで良しというつもりで来たのだから、青空の下で山頂が踏めたことだけ でラッキーなのだ。欲張ってはいけません。登っている間は強い日差しで心地よかった冷たい風が、一旦座ると一気に身体から体温を奪っていく。一枚羽織って飲んだ熱い白湯が美味しくて、結局300ml残らず飲んでしまう。Itさんにいただいたミカンも瑞々しくて甘かった!気温が高くたっぷりと汗をかいたためか、 この日は下山までに非常用の水とエナジージェルを除いて持参の水分を全て飲み干すことになった。 昼食後、南峰に戻り奥宮にお詣りして下山開始。眼下には最後の輝きを残すカラマツと常緑樹の緑と点在する家々がパッチワークのように広がっている。分岐まで戻り今度は西登山道へと進む。萱ノ宮までは急斜面 の下りを覚悟していたが、笹原の広がる比較的歩きやすい登山道だった。萱ノ宮を過ぎてしばらくしたとこ ろで、木の上(地上3mくらい)に大きなキノコが二つ!!ヤマブシタケとのこと。Itさん曰く、毎年この木に出るけれど今年は随分高い場所にある、と。とても美味しくて、栄養満点、その上物忘れを防ぐ成分 まで含んでいるらしい!ものすごく心惹かれるけど、とてもあそこまでは登れないなあ。 その後、落ち葉が降り積もった道をのんびり歩いていると、今度は先行する皆さんのスマホが一斉に鳴り出 した。
この先、大きく西に迂回するのを避ける近道のルートをスマホに入れていたというわけだ。落ち葉の 踏まれ方もそれまでとは違っていたとのこと。私はそれにも全く気づかなかったばかりか、そもそも迂回 ルートを行くものと思っていた。少し引き返すと落ち葉に埋もれてわかりにくいものの、確かに北側に降りる踏み跡がついていた。階段状に整備もされていて、車道まで降りると真新しい立派な標識まで立っている。下り口の分岐に道標がないのは片手落ちもいいところだが、以前なら地図を片手に歩いていたのに最近 はスマホに頼って地図を出さなくなったという反省の声も。確かに。 中社大鳥居の前でItご夫妻とお別れし、私たちは宿に向かった。お風呂でさっぱりした後、ご馳走をたらふく食べて、アルコールも少し?飲みながら、たくさん山の話をした。山を歩いた後のこの語らいの時間が 本当に楽しい。迷ったけれど日帰りにしなくて良かった。 ご一緒して下さった皆様、そしていつもながら緻密な計画を立てお声がけ下さったStさんに深く深く感謝 しています。
11/6(月) 戸隠観光の一日。前日よりは雲が多かったが殆ど雨にも降られず、中社、奥社と参拝。風はあったものの、 鏡池の水鏡に映る戸隠連峰もしっかり堪能。昼食に戸隠の新そばを味わって帰途についた。意外と歩いたの で五社参拝はパス。
行程: 旅館大西8:15・・・奥社入口9:10・・・隋神門9:27・・・奥社9:50/10:05・・・隋神門10:30・・・鏡池 11:00/11:25・・・小鳥が池12:15/12:20・・・中社前大鳥居12:30・・・昼食後解散
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