top of page
検索
kitatetu

天目山(三ツドッケ) 天気に恵まれ眺望を楽しむ

日 時:2024年10月20 (日)

場 所: 奥多摩 天目山 

天 候:晴れ

メンバー:Ee(SL)、Se、Sw、Sn、Oo、Ok、Sr、Au(L)

行 程: 奥多摩駅(西東京バス奥21系統)7:31 = 7:58東日原バス停8:03 - 西コース分岐 - 滝入の峰と思われるあたり通過10:00頃 - ヨコスズ山ピークと思われるあたり通過10:40 - 11:00一杯水避難小屋 - 11:45天目山山頂12:10 -【ルート変更:来たルートピストンをハンギョウ峠方面に途中まで向かい下山】- 折り返し地点12:25 - 12:45一杯水避難小屋12:55 - ヨコスズ山ピークと思われるあたり通過13:10頃 - 15:23民道 - 15:30東日原バス停16:22 = 16:49奥多摩駅


年間計画上は日光白根山になっていたところ、宿泊をともなう周年山行が前々週にあり少々物入りの時節、しかしながら日帰りでの白根山はキツイ。であれば近郊でも登り甲斐のある天目山はどうかと思い案を練る。ただ結構歩く時間が長く、日の入りまでに戻れるかという心配もあった。が、なんの、そんな杞憂を吹き飛ばしてくれた、当会メンバーの勢いであった。

バスは満席であったものの川乗橋で下車される方々がほとんどで、東日原での下車は我々を除いて数人であった。民道からの登り口は結構急できつい。このあたりの山の特徴なのかな、と思う。地図にある最初の「西コース分岐」いうところがわたしはあまりよくわからなかった。

あとは、どちらかと言えばなだらかな尾根道をズンズン進んでゆく。10月下旬なのに相変わらず夏服をしまうことができない日々が続くが当日朝も寒いような暑いようなという気温であった。ただ登りとなるとさすがに汗だくで衣類調整が何度か必要であった。先頭をお願いしたEeさんの絶妙タイミングの小休止をはさみ、結構良いペースであっという間に一杯水避難小屋まで到着する。一杯水避難小屋は、昔ながらと思われる年季の入った床が美しいきれいな小屋だった。こちらは東京都が管理しているようだ。埼玉側から登って来たというグループがいたが、どのようなルートで埼玉側から来て戻るのかと興味深く思った。さて、一杯水避難小屋から山頂までは3つのルートがあるが、往きは地図上では最短の真ん中のルートで頂上を目指した。ところが結構岩や木の根が張った崖があり、どちらかと言えば悪路。そのため帰りはその巻き道に相当するおだやかな西側の道にルート変更することになる。

山容は栗山?と思える程、どこを歩いても栗のイガだらけだった。そしてどんぐりも豊富。

ところが、イガばかり。どこに行ってもイガ。では、栗の実はどこにいってしまったのだろう。思うに地元の方々が拾いに来られたのかな、と考えたのだがどうだろう。

衣類調整をしたものの、やはり頂上近くになると空気は冷たくひんやりと感じる。気のせいかもしれないが、前方を歩く方々の吐く息がすこし白いような気がした。気持ちはまだ夏であったのでそんなのありえないと思ったが、季節は確実に進んでいる。もう夏ではないのだ。

頂上はさほど広くなく、山の持ち主が景観目的に樹林を伐採して物議をかもしたという話を聞いていたが、別に極端な禿山でもなく、遠くがきれいに見渡せ自然な眺めを楽しめた。下山は

ルート変更のため、一旦ハンギョウ峠方面を目指し、分岐で一杯水小屋に戻る。本当に何ということない平坦な道であった。もし、来た道をまた登ったなら、2mくらいではあるけどあの崖のあたりで往生したことだろう。ハーネスやロープの出動だったかもしれない。

ただ、一杯水避難小屋を過ぎたころより、全員の緊張感が急に高まったように思えた。往路ではあまり気にしていなかったが、尾根筋は平坦で安易に思える半面、一歩間違うと谷底に真っ逆さまと言うリスクがつきまとう。何度か谷底をのぞいたが、終わりが見えない程、深く見えるところが何か所もあった。加えて下山時の疲労もある。Seさんによると、今回のような尾根筋を行く登山は、本当は大変危険なことで、一歩間違うと滑落という危険がずっとつきまとうので道中気を許してはいけない、というお話をいただいた。高低差があまり無いため、ともすれば安易な気持ちでいたが、実際は危険と隣り合わせの山行であったのだと大いに反省する。

 頂上到着から結構良いペースで来ているため、時間的には余裕ある山行になった。一本前のバスに間に合うかとも一瞬思える程だったが、ここで焦って無理をしては何にもならない。尾根筋が終わりジグザクの山道に変わる。車の音が聞こえ、民家がちらちら見えはじめる。思ったよりかなり早くバス停に到着。バスが来るまで小一時間、身体を冷やさぬように各自上着を羽織る。帰路のバスはさほど混んではなかったが、それでも他に数人が同じところから乗った。ご褒美は、奥多摩駅前の伝説の店「天益」での反省会。おかみさんの餃子やレバニラ、から揚げが疲労と緊張を解きほぐし、日本酒は冷えた体を温めた。

当初は地図に記載のタイムの1.2倍を考えていたが、なんのその。予定よりはるかに早くゴールインした全員の底力に感服。但しこれに驕らず、今後も謙虚に山行へ出掛けたい。   了

閲覧数:7回0件のコメント

Comentarios


bottom of page