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執筆者の写真Mikichann

早くも夏山 八ッ・硫黄岳・天狗岳

更新日:2022年7月8日


2日 桜平8:20~9:50オーレン小屋10:50~12:00硫黄岳~14:00赤岩ノ頭~1500テン場

3日 テン場5:00~5:50箕冠山~6:30東天狗岳~8:00テン場9:00~10::00桜平

M単独


高層天気図では早くも太平洋高気圧が張り出し、まさに梅雨明けの好天の兆し。

早速 オーレン小屋のテン場を予約するも、当日には高気圧が下がり始める。

桜平中段の駐車場はすでに満杯、仕方なく少し戻って路肩脇に駐車。

靴を履き替えようと外に出た途端10匹以上のアブが襲来、着替えも出来ず、手ぬぐいを振り回しながら歩くはめとなる。

夏沢鉱泉辺りまで来ると静かになり、苔の中に浮かぶ白いオサバグサに魅了されていると

"痛ッ” アブの一撃を食らう  世の中そんなに甘いもんやおませんやん

オーレン小屋で設営を済ませ、明日の天気悪化が予想されるため、先ず硫黄岳に向かう。

火口縁の急登は、普段のトレーニング不足がもろに出て、カメさんになる。

周りには沢山の花が咲いているのだが、チラリと見るだけ。

硫黄岳では、南ア方面から雷鳴が聞こえるが近ずく気配は無い、取り敢えず硫黄岳山荘まで進むことにする。

山荘近くの砂礫には、コマクサやウルップソウが咲き、足を延ばしたご褒美。

ここでアクシデント、両足の太ももが硬直しかかる、炎天下での仕事が続いたことによる塩分不足だろうか。

すぐにツムラを服用し小康状態になるも、これ以上の前進は控えることにする。

横岳で咲き残っているかもしれないツクモグサを見たかったが残念。

それでも赤岩ノ頭への下りで、ミヤマシオガマが沢山咲いている中に白花を見つける。

何とも満たされた気分でテン場に戻り、持ってきた200mm缶2本を並べ至福の時を過ごす。

この時間の為にテントを担いでいるのだ。

今日の天気もハッキリしない、取り敢えず稜線に出て予定を決めることに。

根石小屋の当たりは風が強いが、穂高も見えている、天狗を往復しても十分に樹林帯へ逃げ込めるだろう。

南から天狗に行くのは半世紀振り、金属製の橋が架けられて、安全になっている。

頂上につくと、何と黒い空に虹が架かった、何とも不思議な光景。

西天狗は諦めてさっさと下山、桜平手前に来るとシャクナゲが沢山花をつけている、サラサドウダンの大きな木も有る、これだけ咲いているのに昨日は気付かなかった。

【見ようとしなければ何も見えやしないのです】 イルカの歌声が聞こえてきた。

縄文の湯で汗を流すと、尖り石遺跡のポスターに、あの縄文のビーナスが出ている。

いつか見たいと思っていた国宝の土偶、通り過ぎてしまった。

でも また来る理由が出来た、今度は雪のある頃に。










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