瑞牆山 ひとり興奮

日　時　　2023/11/04（土）

メンバー　St(単独)

天　候　　薄曇り

行　程　

富士見台(電車)5:12=8:30韮崎8:30/8:37=(バス)瑞牆山荘9:35/9:43････

富士見平小屋10:15････天鳥川････瑞牆山11:25/11:40････天鳥川････富士見平小屋12:45･･･瑞牆山荘13:09着　（3:25h）

　若かりし頃に登った瑞牆山。山頂の岩の上で仲間とワイワイ楽しく写真を写したのを覚えているが、それ以外覚えていない。

　今回、紅葉まだ残っていたらいいな、きっといい山だよな、とかなり期待いっぱいで行ってきた。ただ時間があまりない。始発で行っても登り出すのは10時過ぎで、明日は仕事が早番だからなるべく早く帰りたい。一本早いバスに乗って帰れるよう、地図のコースタイムより50分巻いて下山しよう。

　三連休中日、大勢の登山者。ラッキー、韮崎駅で臨時バスが出た。予定より30分早く登山口に着く。あと20分巻けばいいだけになったが、気合い十分な私は最初っから飛ばして登っていく。枯れ葉がはらはら散る美しい紅葉の中、人を抜き抜きぐんぐん飛ばす。

1時間ぐらい行った手鳥川手前で下山してきた若い女性が私に言った。そこで今、めっちゃデカいクマが出ました。気をつけて下さい、と。ええっっ… そこって、すぐそこですかっ！！　急いで忘れていた熊鈴を付ける。手鳥川を過ぎると山頂まで花崗岩の岩登り。丸っこい白い花崗岩は登っていて楽しい。両手で岩をつかんでわしわし登る。前方が開けて丸っこい岩峰が幾つも。絶景！！　綺麗だ、ここはいい山だーーーーっと心の中で叫ぶ。私好みな山だ。楽しいな、楽しいな、と思わず笑顔になってしまう。上には行けば行く程混雑。すれ違い、鎖場、鉄梯子に時間がかかる。今度は平日の静かな時に是非来よう。

　山頂の岩の上には人が多過ぎる。薄曇りで残念だが富士山も南アルプスも見える。最盛期は過ぎているが下の紅葉も見渡せる。ゆっくり堪能したいが写真を撮る人の邪魔になるから見晴らしのきかない岩の下で休憩。いい山だいい山だ、また来よう、新緑の時、紅葉の最盛期、雪の時はどうなんだろう、と1人こっそり興奮。

　今回はピストンで下山。手鳥川からは登り返しがある。快調に飛ばしてあっという間に登山口に戻る。しまった、早過ぎた。バスを1時間以上待たなければならない。ぼやぼや待っていたらまた臨時バスが出て、韮崎から一本早い電車に乗れた。

　登ったことのある山なのに、全く覚えていなかった為に、まるで初めて登る山と同じ感動があった。二度も瑞牆山を真っさらな気持ちで登れてラッキー！