秋の涸沢 新雪と紅葉
- kitatetu
- 2023年10月10日
- 読了時間: 4分
【日 時】2023年10月5日~7日
【場 所】北アルプス 涸沢
【メンバー】S. U. T
【行 程】10/5(木) 上高地BT12:30~小梨平キャンプ場13:00~明神13:40/13:55~
徳沢キャンプ場14:45(泊)
10/6(金) 徳沢キャンプ場4:10~横尾5:15/5:40~本谷橋6:50/7:00~涸沢
9:10/9:40~本谷橋11:55/12:10~横尾13:15/13:30~徳沢キャンプ場
14:20(テント撤収) 15:15~明神16:00/16:03~ 小梨平キャンプ場16:35
(泊)
10/7(土) 小梨平キャンプ場10:30~上高地アルペンホテル (入浴) 11:00/12:00~
上高地BT13:20 = 帰京
紅葉の季節となり、久しぶりに涸沢の紅葉を見たいと思い,同行を募のって三人で取組むことにした。
日程は紅葉の進み具合と天気状況を見て決めることに。今年は残暑が9月後半になっても残りその影響からか、紅葉時期は少し遅れ気味との情報もある。涸沢の紅葉も同様のようだ。そんな中、3日の涸沢紅葉情報では7割くらいの見頃になってきたと言う。そこで、当初予定日程の5~7日と決める。しかし、天気はと言うと芳しくなく、前線通過に伴う風雨、降雪予報もある。天気の流れを見ると、6日後半には回復も考えられることから取り組むことにした。日程も余裕をもって2泊とし、徳沢をベースとするゆっくりペースでの計画とした。
10月5日 天候 雨
上高地は雨と風で寒い、観光客・登山者で建物内は混雑している。食事後出発準備していると、Uさん顔見知りの遭対協の方がおられしばし懇談。その後T・U両氏は管理事務所を訪ね再訪の挨拶し出発となる。雨も小ぶりで風もそれほど気にならない。相変わらず人の往来は多い、明神から先は歩く人もやや少なくなる。徳沢へは重荷だが順調に進み予定より早めの到着となる。天幕の数は少なく、適当な場所にテントを設営することにする。荷を解き、少しのんびりする。夕食を早めに取り明日に備えて就寝、一時止んだ雨が夜中に降り出しテントをたたく、気になるがいつしか眠っている。

10月6日 天候 雨・雪・晴
雨がぱらつくが4時に出発。いつも冷たくきれいな水が流れている徳沢の小川に水は無く水不足を実感する。暗闇の登山道を進む。他に3人組の登山者が先を行く、途中新村橋建替え工事中の案内がある。横尾で少し明るくなり朝食をとる。小雨だが気になるほどでもない。薄明りの中明神岳を眺めると、沢筋にかなりの雪がついているのにびっくり。横尾も天幕の数は少ない。時間も早いことから他の登山者はほとんど見られない。横尾橋を渡り登山道へ入る、本谷橋までは少しのアップダウンがあるだけで順調に進む。本谷橋で休憩後涸沢への急な登山道の登りとなる。しばらく進むと少しずつ下山してくる登山者に出会う。途中雪が舞い始め強弱を繰り返す、Sガレ近くになると下山者が多くなる、更に団体グループとのすれ違いもあり待ち時間を要す。下山者の話では前日涸沢は吹雪で身動きが取れなったとも、更に積雪のため上部への登山は出来なかったとのこと、紅葉はまあまあとの情報も得たり、更にアイゼンが必要ですよと忠告してくれる人もいたり、下山者からさまざまな情報をいただく。

途中雪も止み沢が近くなると小屋が見えてくる、稜線はガスの中だが下部のカールは新雪が積もりとてもきれいである。ヒュッテと小屋への分岐あたりに来ると新雪が積もっていて、冬山様相となっているがそれほど寒さは感じない。天場は一面雪で5~6㎝の積雪かなと思われる。雪のためかテントの数は少ない。しばしカールの絶景を堪能。紅葉はと言うとナナカマドは黄色じみた色となり、周辺も全体的に黄色と青が多く過去に見た涸沢のあの紅葉とはやや違った感がある。その分雪景色の涸沢は十分に満足を得る光景である。更に時間経過とともに、予想通り青空も見られるようになり、一部真っ白な稜線と真っ青な青空は心に残るものがある。
ヒュッテのベンチでも景色を堪能し下山にかかる。徐々に登ってくる登山者も多くなり、待たされる状態が続く、登り同様ツァーのグループがいくつもあり、更に待たされ下る時間が読めない。やっと本谷橋に到着、多くの登山者が休憩をとっている。我らもゆっくり休憩とする。本谷橋からの下りでは、やや広めの登山道のため、すれ違いに気を使うこともない。途中これからの行程の話で上高地まで下ることに決定。横尾で小休憩し徳沢を目指す。到着即テントの撤収である。ずっと重くなったザックを背負い上高地へ、約10時間行動後の後半、上高地へのコースタイム約2時間の歩行には高齢組にとってややハードな歩行になった。しかし、12時間行動ができる気力、体力は経験値・トレーニングなどからと考えられ、さすがと言える。

小梨平キャンプ場に設営後、食堂に飛び込み夕食、天幕に戻ると疲れと少しのアルコールで爆睡。
10月日 晴
十分な睡眠もとれ気分もよく、早朝から登山者がひっきりなしに通過していくのを見送る。雪のかぶった山をながめ、のんびりと早朝の上高地の朝を楽しむ
少し寒さはあるが、まったりと天幕で朝食を囲む。このゆったりした気持ちがなんとも心地よく、贅沢な気分にしてくれる
のんびりパッキングをして入浴に向かう、ホテルを探すのに少し時間を要したが無事到着、昼のお風呂をのんびりつかり、疲れをとってバスターミナルへ、予約したバスに乗車帰京した。
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