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執筆者の写真M.H

紅葉満喫、横尾本谷右俣

日程:2021/10/02-03

メンバー:H、S、他2名

コースタイム

1日目:6:30 上高地BT→8:55 横尾 →15:30 黄金平(泊)

2日目:7:25 黄金平→10:15 天狗池 → 14:40 横尾 → 17:40 上高地BT


シルバーウィークは仕事と家庭の事情で不完全燃焼。一緒にシルバーウィークに北方稜線に行く予定だったS氏より横尾本谷右俣のお誘いがあり、このお誘いに同行させていただく。もともと行く予定だった方々がキャンセルになってしまったので、割り勘要員(というと怒られるが)としてS氏の山仲間のFさんと、最近一緒に山に行くことが多いSさんを誘って計4人での山行となった。


初日は松本のカプセルホテルに前泊し、S氏の顔が利くタクシーを使って上高地まで移動する。前夜の松本入りが0時近くなったのでこの間も貴重な睡眠時間だ。うとうとしている間に上高地に到着すると、すでに登山者たちがウロウロしている。本谷橋までは想定通りの混みよう。それでもまだ沢渡からのバスはついていないようだったので、まだましな方だったのか。横尾あたりから下山する登山者とすれ違い、すでに300人くらいとすれ違ったとのこと。この日の涸沢はさぞやにぎわっているだろう。


本谷橋付近では多くの登山者が休憩しており、我々もここで腹ごしらえをして沢装備を整え、いざ入渓。といっても今回は沢靴なしの遡行なので気を遣う。黄色っぽい岩はヌメリが酷く、登山靴では滑るが、最近沢歩きをしていたおかげか落水することはなく進むことができた。水流のわりに河原は広いのでルート取りは何とでもなる。しかし、この辺りからFさんが遅れ始める。北アルプスはかなり歩いているらしいが、沢登りやバリエーションは経験がほとんどないらしいのでなれない河原歩きにてこずっているようだ。そうこうしている間に雲が広がりはじめ、黄金平の下部についたときにはやや残念な空模様となってしまっていた。とはいえ、時折日に照らされる紅葉やカールの景色は美しい。少し上がった草原にはすでに先客が多く幕営中。同じルートの経験者であるS氏の勧めにより水をここからくみ上げ、上部まで進むと下部よりも開けた好展望地で、貸し切り状態。混雑の想定される涸沢とは雲泥の差だろう。これに気分を良くし過ぎたか、記憶が飛ぶまで飲み過ぎてしまった。



翌日は初日に見られなかった晴天下のカールの景色を堪能してから出発。その間、続々と下部に泊まっていたパーティがカールを登っていく。今回は紅葉狩りがメインということでこの日はカールを登り切れば後は一般登山道を降りるだけだから楽勝だと高をくくっていたが、ガレの急斜面にFさんがてこずり、なかなか高度が上がらない。ようやく上部までたどり着いたところでハイマツに行く手を阻まれたが、少し下ったところにハイマツの切れ目があり、2~3mくらいのハイマツ漕ぎで稜線に続く斜面にトラバースでき、そのまま稜線に巻き上がって一般登山道に合流した。稜線に上がったところでちょうど縦走中の登山者と目が合い、「すごい」とびっくりされたのが誇らしかった。しかし今回はS氏に連れてきてもらったようなものなので、自慢できることはないのだが。その後は天狗池付近で逆さ槍を堪能し、下山する。なんだかんだでのんびりしすぎて最終的には日暮れ近くなってしまい、下山報告先のTさんにご心配をかけてしまったのは大きな反省点で、電波の入るところで一報入れておくべきだった。



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