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執筆者の写真Mikichann

花も人も一杯の尾瀬・至仏山

20230716-17 M単独

戸倉の駐車場は満杯で遠くの第二駐車場へ行けと言われたが、何とか粘り空いている場所を見つけ滑り込む。

この調子では今日のテン場を確保するのが最優先と判断し、アヤメ平経由の予定を変更し見晴しへ直行する。

池塘にはヒツジグサが花開き、トキソウの優雅な色も見られる、日本一小さなトンボ、ハッチョウトンボにもお目にかかり、着いた見晴しのテン場。

予想通り満杯の中何とか隙間を見つけ設営完了、後は弥四郎清水に持参のアルコールを浸けに行けば、ノンビリとベンチで寝転ぶ。

それにしても、この辺りの小屋の変わりよう、まるで都心のカフェのようなメニューが並んだテラス席ができている。

翌日は朝もやの中、山ノ鼻へ遠くからカッコウの声が聞こえる。

さてさてこれから、標高差820M真直ぐな登りが待っている、テントを担いでどこまで頑張れるか、今後もテント山行を続けられるかの試金石だ。

初っ端から思ったより厳しい、滑りやすいうえに段差が大きく、大きな荷物を持った身には堪える道であった。

下りを禁止しているのが分かる様な道、ドンドンと後続に抜かれていく。

限界の手前でお花畑に着き、気持ちが軽くなり、何とか至仏の頂上。

花は尾瀬沼側の方が多く、種類も沢山だが、鳩待側は少し湿ったところの花が多いように思えた。

折角の花の饗宴のど真ん中に居ながら、楽しむ余裕が無いのが恨めしい。

下りもコースタイムを大幅にオーバー、下りほど重荷では稼げないことが良く分かった。












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