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執筆者の写真M.H

西穂山荘から焼岳、平湯から乗鞍岳

更新日:2021年4月13日

日程:2020/08/08~10

メンバー:M.H他2名


この日は山仲間のS氏のお誘いで前から計画していた西穂・奥穂縦走の予定だったが、直前の天気予報は芳しくない。あれこれ転進のプランも考えたが、これというのもなくバスのキャンセル料が高かったこともあって、天候が良くなることを期待して出発する。 夜行バスが到着した新穂高ロープウェイ乗り場は雨が降っていて、悪い意味で予想通り。それでも天気が好転するのを期待して登るもガスは晴れない。2日目が悪天の場合でも、初日に西穂高岳ピストンしようと思っていたが天気も悪いので、早々に到着した山荘でビールやラーメンを頂き、早くも休憩ムード。昨夜はただでさえ寝づらい夜行バスのエアコンが利きすぎて寝づらかったこともあって早々に小屋で昼寝。三連休とは言え予約を絞っていることと、悪天候のせいか個室状態で快適な小屋だった。

2日目の予報も悪く、濡れている岩場は危ないということで奥穂までの縦走はキャンセル。焼岳を越えて中ノ湯に下るルートに変更する。昼過ぎくらいから天気が回復するという予報を信じて出発を遅らせる。道中はここのところの長雨のせいかぬかるみがひどいところが多く登山靴はグショグショ。途中でいくつか開けているポイントもあったが全く眺望はない。焼岳小屋までの道中は焼岳小屋に泊まったという親子連れとすれ違ったのみで静かなルートだったが、小屋から先はさすがに100名山というべきか、天候のわりに人が多かった。時間を遅らせた割には天候は好転せず、あきらめて下山をする。中ノ湯下のバス停を目指して歩いているところ、タクシーが通りがかったのでこれに乗って平湯キャンプ場に移動。最終日の好天を願ってキャンプ場隣の食堂で乾杯、飲みすぎてしまった。具合の悪さで寝付きも今一つ、起きたり寝たりを繰り返していてふと気づくと外が明るくなってきている。1時間ほどの寝坊だ。最終日は二日酔い気味のスタート。 前日確認していたキャンプ場横の食堂(あんき屋)の横からスタートし、スキーゲレンデに取り付く。気分が悪くて朝飯もまともに食えず、ゲレンデの急斜面が堪える。苦しい登りの最中に周囲の山々の雲が徐々に晴れ、期待が高まる。しばらく歩いてゲレンデ歩きが終わり、ようやく登山道本番。全体的にはゲレンデより緩やかだが、所々に急登があり、なかなか手ごわい。二日酔いもおさまり、眺めのない登山道からようやく乗鞍権現社に出ると眼前に乗鞍岳山頂部の景色が広がる。一歩引いたところから見るだけにより巨大な山体であることがわかる。ここから先は眺望のよい稜線歩きが続き、昨日登った焼岳も山頂まで晴れたが、穂高や笠ヶ岳はほぼ雲がかかっていた。


乗鞍権現社から一度下って硫黄岳を越えて登りきると車道に合流。ここからしばらくは車両通行止めのおかげで静かな歩きができたが、ゲートの先は自転車乗りや登山者、観光客が大勢でこれまでとはうって変わって俗化した雰囲気。天気も徐々に曇りがちになる。時間をずらして混雑を避けるため、肩の小屋で飯を食って剣ヶ峰にアタック。人は多かったものの、渋滞に巻き込まれるということはなく登頂できたが、眺望はなし。最後は肩の小屋口に下山した。

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