西穂高岳・焼岳
日 時 2023年8月17-18日 (小屋泊縦走)
場 所 北アルプス 西穂高岳・焼岳
メンバー Te 他1名
天気 17日: 曇り(稜線は霧)のち雨、
18日: 晴れ時々曇り
行 程
17日 西穂高口08:27-09:20西穂山荘09:58-10:08西穂丸山10:10-10:42西穂独標10:57-11:16ピラミッドピーク11:30-11:38チャンピオンピーク4峰11:42-12:06西穂高岳12:21-12:39チャンピオンピーク4峰12:42-12:51ピラミッドピーク12:59-13:15西穂独標13:26-13:44西穂丸山-13:52西穂山荘(泊)
18日 西穂山荘06:30-06:40西穂高岳・焼岳分岐-07:42中間の池-08:03割谷山08:10-08:54焼岳小屋09:16-09:25焼岳展望台09:26-09:30中尾峠09:40-10:20焼岳北峰11:26-11:53中尾峠12:52-13:09秀綱神社13:12-14:33中尾温泉登山口14:35-14:58焼岳登山者用臨時駐車場-15:24鍋平園地駐車場
Tkさんは仕事関係の長年の知り合いで、お互い登山が趣味と知って、10年以上前から一緒に山に行きましょうと会うたびに言っていて、今回漸くの実現となった。
当初4人で、15-17日の2泊3日で双六岳-槍ヶ岳の計画を組んでいたが、台風7号の本州上陸で変更を余儀なくされ、2人に減って本日程・本コースで行くことにした。それでも台風一過のすっきり晴れとはならず、連日午後は雨の予報に若干不安を抱えながら入山した。
16日19:00立川駅に集合、Te車1台で夕食立ち寄り後、中央高速に乗る。安房トンネルを抜けて新穂高温泉にほぼ深夜0時に到着、新穂高温泉登山者駐車場は満杯で、鍋平へ移動。鍋平の、舗装路から砂利道を上がった登山者駐車場に止めて夜を明かしたが、舗装の園地駐車場も空いていると明るくなって判明し、トイレもあるそちらに移動してから支度し、ロープウエイ乗り場へ歩いて行った。
7時頃に第2ロープウエイ乗り場であるしらかば平駅に着くと、誰も並んではおらず周辺で待つ人はまばら。僕らも椅子に座ってのんびりしていたが、7時半過ぎてどどっと並ぶ人が来て、僕らも慌てて並ぶ。7時45分頃に扉が開いて入場、チケットを買って乗り場の列に並ぶ。僕らの前に30人くらい並び、事前予約の優先乗車の別の列がある。8時過ぎて第1ロープウエイの乗客がやって来てさらに大勢になったところで乗車開始。始発に乗れるのかと心配だったが、120人乗りの2階建てゴンドラには余裕だった。
ロープウエイ西穂高口の建屋を出て、水場で水を汲んで登山開始。僕が先頭を行く。Tkさんとは初めての登山、ペースを伺いながら進む。急ぐ気はないが、僕としては少し頑張るが息を切らせはしないペースにしてみた。これでTkさんしっかり付いてくる様子なので、西穂山荘までこのペースで進み、1時間足らずで着いた。もう少しゆっくりでも良いとそこで言われた。
山荘に着いたとき丁度、ヘリが来るので屋内退避と言われて、別館食堂で休憩、見物していた。ヘリの荷揚げ作業終了後、サブザックの軽荷で西穂高岳に向けて出発。朝晴れだったがこのときはすっかり曇っていた。雨予報も出ていたので、行けるところまで行こうとの気持ちで進んだ。独標までは視界良好、そこから岩場の道になるが、ガスに巻かれるようになった。ピラミッドピークもすっかりガスの中、それでもルートは迷うことはなく、先ず順当に西穂高岳に到着。山頂案外人が少なかったのは、途中のピラミッドピークや独標あたりまでで引き返した人も多かったように思われる。
西穂で休むと間もなく、ポツポツと雨が降ってきた。さぁ来たかと下山を急ぐことにする。直ぐには雨は強くはならず、一旦止んだ感じで独標までは濡れずに戻って来られた。その後まともな雨になって山荘に帰着。僕らはそれでホッと安心だが、山荘の軒下には、ロープウエイに戻らなくてはいけない多くの日帰り登山者が空を窺っていた。
翌朝起きると素晴らしい晴れで、笠ヶ岳、焼岳、乗鞍岳が朝日を浴びていた。焼岳には朝虹がかかり、それは綺麗だったがその場所には雨が降っている訳で、その後の天気の推移は微妙とも思われた。
西穂山荘から焼岳小屋までの道は、ひたすら樹林帯を行く、単調・退屈とも思える道。正味では標高300m下るが、登り返しもそれなりにある。それでも随所に見どころがあり、前半は穂高、後半は焼岳が見えてくる。所々で左には上高地を見下ろし、霞沢岳・六百山を眺め、右に中尾方面を見下ろし笠ヶ岳を眺める。僕らに先行する足跡もあったので誰も行かない訳ではないが、2時間半の間向こうから来る人は一切いなかった。そして焼岳小屋に着くといきなりの賑わい、上高地からの登山者は多いのだ。
焼岳小屋から、中尾峠手前の展望台に上がると、焼岳が堂々と聳え立ち、以後は眺め抜群の楽しいばかりの道。中尾峠にザックをデポし、焼岳を目指す。一時曇っていたのに、今は青空が広がる。火山岩を踏みしめ、焼岳北峰に到着。山頂は焼岳小屋に輪をかけて賑わっていた。周囲の山岳景観も素晴らしいが、南峰とその間に白煙を上げる噴気孔、火口湖の眺めはここ独特のものだ。
眺めを堪能し、ゆったり休んでから中尾峠へ下りた。ところがTkさん、焼岳小屋に帽子を忘れたと。それは焼岳山頂で気づいて小屋に電話をかけていた。高橋さんは小屋に取りに戻り、僕は中尾峠で待っていることにした。その間通りがかる人と会話したり、湯沸かししてコーヒーを入れたりして過ごしていた。Tkさん戻って2人でもう一度コーヒータイム、その後中尾温泉に向けて下山する。
峠から降りると、途端に薄暗い樹林帯の道。ひたすら下るが、急ではない歩き易い道が続く。秀綱神社、白水の滝展望所を過ぎて沢を渡ると、直ぐに焼岳登山口の看板を見て舗装道路歩きとなる。焼岳登山駐車場を過ぎ、焼岳登山者用臨時駐車場のある交差点を右に折れて北に向かう。それが鍋平園地に戻る近道。標高差100m弱の登り返しは、登山の最後としてそれなりに負担だが、蒲田川沿いまで下りてしまうよりは大分早く戻れた。ひがくの湯で入浴した後に雨になった。
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