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赤城山(黒檜山)

2020年3月24日  4名=TS・IS・NS・K

あかぎ広場8:55-9:10黒檜山登山口-9:55休憩-10:55食事11:00-11:20分岐11:25-黒檜山11:35-12:15駒ケ岳-13:30駒ケ岳登山口-13:35あかぎ広場 

 この時期、公共交通機関を利用し、ザックを背負っての行動は自粛へと傾く。何時、終息の方向に向かうのか、見当もつかない現実がある。期待は薬の開発にかかってくる様だ。開発には半年とも、いや1年とも情報は様々。オリンピック開催も延期と聞く。先の見えない状況には予定が立てられずいささか滅入ってしまう。自粛対応から約2か月近くになる。会の装備点検の際、山行も小人数で車移動の手段しかないね、とまとまった。

よく赤城おろしと言うが、赤城山系の山々では強い風が吹くことが多い。当日の予報は、風はやや強く晴れ、晴れ降雪、降雪と様々。前日にも降雪の予報があったので、少し積雪もあるのではと予想する。途中、前橋の街中を過ぎたあたりから雪がちらほら舞い、山へ近づくにしたがい量が増してきて一時本降りの様相と化す。山道に入り高度が上がると路面の積雪も10㎝から15㎝くらい。さらに風も出てきて少々厄介な状況となってくる。二日前の情報では、あかぎ広場駐車場の雪は皆無とのことだったが状況は一変した様だ。

あかぎ広場に到着、我々の車のみ。所により20㎝くらいの積雪がある。風雪も強く、車外での準備は困難だ。幸い近くにトイレがあり逃げ込む。かなりの風と雪のなかを出発した。路面の雪はふかふか雪。暖冬の影響からか大沼は波が立っている。少し歩くと登山口に着く。登りはかなりの急登コースである。更に登山道には大岩もあり実に歩きにくい。加えて前日までの雪にふわふわ雪が乗っていて着地位置を決めるのに始末が悪い。黙々と高度を稼ぐ。途中氷化した場所があったり、横風に容赦なく吹きつけられたり、更にトレースが無くルートがわかりにくい個所もあったりと、余分な時間がとられる。もちろん展望も無い。気温は-10度、風があり体感的には更に低いはずで寒い。今まで経験した山より厳しい冬山だとの声も出る。

予定より少し遅れて黒檜山山頂に到着。少しオーバーに言えば吹雪の様相、視界は20m位。早々に駒ケ岳を目指す。階段を下り鞍部に出ると風が少なく雪もやみ、ホットする。だがそれもつかの間、駒ケ岳山頂にさしかかると強烈な風で、早々に山頂を後にする。少し下り風の当たらない場所で小休止。すると突然雲が取れ一瞬の青空、遠くの山並みが見えるすばらしい展望を堪能出来た。分岐を駒ケ岳登山口に向け下る。急傾斜の登山道だが南面の為か積雪は少ない。風は相変わらずだが、登りに比べれば若干弱い。途中二人の登山者とすれ違うが午後の時間帯だから駒ケ岳ピストンかと思う。駒ケ岳登山口には計画予定時刻に無事到着。利用者のいないトイレで装備を解き、着替えをして早々に下山した。

ほぼ風と雪の中での行動でだったが、これもまた冬登山の面白さ。いろいろな経験、体験をしておくことは、これからの登山に生かされるかと思う。         

(TS記)

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